施術は感動のドラマ

施術は感動のドラマです。
それも筋書きのないドラマ。


●施術にはストーリーがある

 以前、常連客さまのコメント
 に感心したことがあります。
 その方は、整体やタイ古式
 マッサージをいろいろなお店で
 受けられ、施術のことをよく
 ご存じでした。

 その方のコメントは、
 「施術にはストーリーがある。
 そのストーリーに共感できるか
 どうかでセラピストの技術
 レベルがわかる。」
 といったものでした。
 なるほど、的を射た意見です。

 例えば、この部分のこりほぐす
 ためにこの伏線があったんだな
 とか、全体の構成がすばらしい
 とかを感じるセラピストの施術
 は楽しいようです。

 施術の流れに理論的な必然性が
 なかったり、ポイントがずれて
 いたり、全くストーリーを感じ
 られない場合もあり、がっかり
 するようです。



●施術で感動を

 お客様が治療院やサロンを
 活用する主たる目的は、辛い
 身体を楽にしてほしいという
 ことです。

 特に辛い症状はないけれども、
 リラックスしたいという
 お客様ももちろんいますが、
 ただし少数派ですね。

 お客様のニーズに応える
 ために、マニュアル的に単に
 ほぐしたり、痛みを緩和できる
 施術だけをすればいいので
 しょうか。

 お客様のニーズは満たされる
 かもしれませんが、人と人との
 心の触れ合いが感じられません。

 ところで、
 「観てよかった」
 「あの場面や展開は予想外で、
  びっくりした、感動した」
 など、観る人や読む人の心を
 揺さぶることができるドラマや
 映画や小説があります。

 もちろん、その作品の内容、
 ストーリー性に感動したので
 しょうが、作者、脚本家、
 俳優の熱い思いや、人間性
 までも共感できることも
 あると思います。

 施術もそうありたいですね。
 私が意識していることは、
 もちろん高い技術レベルを
 提供することが前提ですが、
 施術を通じてお客様にいかに
 感動していただけるかです。
 「やっぱり来てよかった!」
 と。
 施術後の笑顔があれば、
 それを物語っています。

 人は感情の動物です。
 心と身体は一体とよく言われ
 ますよね。
 心が豊かになれば、体にもいい
 影響が出るはずです。



●太古のドラマ

 それでは私がどのようにして
 施術のドラマを作っているか
 お話ししたいと思います。

 実を言うと、ドラマは作って
 いません。
 さんざんここまで引っ張って
 おいて、それはないだろうと
 突っ込まないでくださいね。
 
 結果としてドラマになって
 いるというのが実態です。

 お客様の辛いところは、
 お客様が申告したとしても、
 実際に施術をしてみないと
 実態はわかりません。

 肩こりが辛いけど、首は
 何ともないと言われても、
 施術をすると、むしろ首の
 こりの方が酷いという
 こともよくあります。

 すなわち、施術前に正確には
 問題点がわかっていません。
 従って、最初から全体構成を
 考えることはできませんよね。
 だから施術は筋書きがない
 ドラマなのです。

 施術を始めてしばらくは、
 問題点の分析です。
 私にとってのスタンダードな
 技とアプローチで施術を
 すすめていきます。

 もちろんプロなので、
 触診すれば(お客様の身体に
 触れれば)何が問題かは
 すぐに把握できます。

 問題点が絞られれば、後は
 比較的簡単です。
 脳が一旦問題点を認識すれば、
 あとは自然に身体が動いて
 最適な施術をします。

 あっここにこりがあるな~
 とか、深いところに大きな
 しつこいこりがあるな~
 股関節周りが硬いな~、
 セルライトがあるな~
 と問題点を発見はしますが、
 どんな施術をすべきか
 悩むことはほとんど
 ありません。

 身体が勝手に動いて施術を
 します。

 よくアスリートが、
 驚愕のプレーをした時の
 インタビューで、
 「身体が勝手に反応しました」
 とコメントするケースがあり
 ますが、それに似たような
 ものです。

 考えなくても最適な施術を
 行うことができなければ、
 プロとは言えないかも
 しれません。


●ドラマに欠かせないもの

 次に施術のドラマに欠かせない
 要素についてお話します。

 施術のドラマにピッタリなのが
 タイ古式マッサージの穏やかな
 リズムとスピードです。

 整体でもアロマリンパケアの
 コースでも、タイ古式の方法を
 採用します。

 例えば、車の運転で助手席に
 乗っている時にドライバーが、
 急発進や急加速、急ブレーキを
 繰り返していると不安な気持ち
 になり、落ち着けませんよね。
 寝るなどもってのほかです。

 施術も同じです。
 全体を通じて、安定したリズム
 やスピードだと気持ちよく
 受けられます。

 施術全体を通して穏やかに川が
 流れるように進んでいくのが
 理想です。


●『起承転結』の『転』が重要

 ストーリー構成でよく言われる
 のが、起承転結が重要という
 ことです。
 私の施術で、『転』に該当
 する代表的なものが
 『太古スペシャル』です。

 肘を使って深層のこりをほぐす
 太古オリジナルの施術です。
 太古スペシャルを使うと
 お客様は、今までの流れにない、
 新しい感覚を覚えます。

 言葉で説明するのは難しいの
 ですが、例えば肩こり。
 石や岩のようなこりも、
 太古スペシャルを使うと
 液状化のようなイメージで
 ほぐれます。

 こりの性状が変わる瞬間が
 訪れます。 
 これが本当にほぐれるという
 ことです。

 お客様も施術中、その改善効果を
 実感します。
 こんなの今までに経験したこと
 ない!と。この場面が
 ドラマのクライマックスです。
 感動を口にしてくれるお客様も
 いらっしゃいます。
 セラピスト冥利に尽きます。

 プロとしては、この『転』に
 該当する技術やアプローチで
 『起承転結』の『転』を提供
 できるように技術を磨いたり、
 考案する努力が必要でしょう。


●施術のドラマを楽しむ

 ここまで読んていただき
 ありがとうございました。
 あなたは、このブログに書いた
 ような視点で施術を受けたこと
 がありましたか?

 施術を受ける時、担当の
 セラピストの技術や
 アプローチで、どんな
 ドラマが展開するんだろうと
 考えると、施術を受ける
 のが楽しくなりますよ。
 ぜひ試してみてください。

 もちろん太古のドラマも
 お楽しみいただければと
 思います。




2019年09月18日