『太古』秘伝の施術論

セラピストの真実、技術論
  大公開!

脱サラし、この道に進む
キッカケとなったスクール
に入学したのが7年前。

開業しプロデビューして
5年ちょっと。
多くの経験を積みました。

5年という節目を機に
誰も書かなかったテーマに
ついて、私なりの考えを
まとめてみました。

共感していただけたり、
そうじゃないという
意見もあるでしょう。

これをきっかけに、よく
知られていない、プロの
セラピストの存在に興味を
持っていただければ、
幸いです。

どの様な方が読んでも
楽しんでいただけます。

一般の方が読むと
  セラピストやサロンに
  興味を持ってもらえます。
  また、良いお店を
  見極めるヒントにも。


現役プロのセラピスト
 が読むと
  技術向上のヒントに
  なります。


将来プロのセラピストを
 目指す人が読むと
  この業界とセラピストに
  ついて理解が深まります。
 

 ※太古はプロ育成の技術指導、
  現役プロのコーチング
  出来ます。
  (現役プロ指導実績あり)

  本気で上手くなりたい方、
  プロとしてレベルアップ
  したい方、お気軽に
  お問い合わせください


【1】太古の3療術

 個人サロン『太古』のメニューは、
 タイ古式マッサージアロマ
 トリートメント、整体の3療術。

 私はこれら代表的な3療術を
 身につけた。

 代表的な療術を複数身につける
 ことはよくあること。

 ただ、この3療術を本格的に
 マスターしたプロはそれほどは
 いない。

 よくあるのは整体を軸として
 他の療術をオプションとして
 組合わせるといったもの。

 タイ古式マッサージ、アロマ
 リンパケア、整体の3療術は
 各々単独の療術として認知度が
 高く、数多くのお店がある。

 太古の特徴の一つは、この3療術
 が、一つのサロンで選べること。
 
 ただし太古の価値はそれではない。

 例えばタイ古式マッサージを
 選ぶと、整体を取り入れた施術が
 受けられる。

 整体を選ぶと、タイ古式マッサージ
 の技術を取り入れた施術が受けら
 れる。

 アロマリンパケアでは、整体と
 タイ古式マッサージの技を融合した
 とても贅沢なオリジナルの施術を
 堪能できるのだ。

 しかも、単なる組み合わせでは
 ない。

 スクールなどではお目にかかれない、
 またプロでも発想できないような
 アイデアを、プロを相手に研究し
 具現化した技やアプローチだ。

 施術後、多くのお客様に感想を
 伺った。

 肩周りのほぐしのやり方が、
 他の店とは全く違い、受けていて
 良くなっていくのがわかるという。
 予想以上の効果に自信を深めた。

 太古でしか味わえない技術なので、
 秘伝の技と思っている。
 太古スペシャルと名付けた。

 太古の最大の存在価値は
 効果的な施術技術、それに尽きる。





【2】3療術マスターまで 

 実を言うと、私は最初からこの
 3療術を学ぶ予定ではなかった。

 結果論だが、この3療術に出会え
 たのは、奇跡だと思っている。 

 タイ古式マッサージを学びたくて
 スクールを探し、門をたたいた。

 そこで学校側から整体を身につけ
 るといいとアドバイスがあった。

 整体を受けたことがなく、どんな
 ものか知らなかったが、熱心に
 勧められ、時間はあるので、まあ
 いいかという軽い気持ちだった。
  
 整体院などではリフレクソロジー
 を組み合わせるところが多いので、
 リフレクソロジーが出来ると
 就職に有利と説明された。

 リフレクソロジーも予備知識が
 なく、何のことやら?

 結論を先伸ばしするのがいや
 なので、即決した。

 話の流れで整体の本格コースと
 タイ古式マッサージの抜粋コース
(ベッドで使える技)、
 リフレクソロジーの基本コースの
 3コースを選んだ。

 タイ古式マッサージを学ぶために
 スクールを探したのに、何故
 最初からタイ古式の本格コースを
 選ばなかったのが自分でも理解
 できない。不思議だ。

 そのスクールは多くの療術コース
 を扱っていたが、メインは整体。

 整体を指導する講師が一番多く、
 学校側としては整体がイチオシ
 だったのだろう。

 療術に関しては知識ゼロのド素人
 なので結局そのまま受け入れて
 しまった。 

 整体の基本的な実技が多少身に
 つき、2つ目のリフレクソロジー
 の実技をスタートした。

 脚の膝下が施術エリアだ。
 最初、足裏の施術から学んだ。

 ほぼ半分くらい進んだころ、ある
 施術で親指をまげて、圧をかける
 手技をしたところ、拇指(親指)
 のつけ根が痛くなり、何度か我慢
 したが、痛みが残り、しばらく
 実技を休んで様子をみたが、
 痛みは消えなかった。

 他のやり方でも出来るのではと
 提案したが、学校側としては、
 そのやり方がスタンダードなので
 覚えないとだめだと言われた。

 授業料は前納していたのだが、
 拇指が痛いのでは、整体を学ぶ
 上で致命傷だ。

 少し迷ったが、きっぱりと
 リフレクソロジーの履修を
 辞退した。

 整体の応用段階での施術も慣れ
 た頃、よく目をかけてくれて
 いた講師から、学校直営店
 での研修を勧められた。

 インターンシップ制度で、
 プロとして、実際のお客様の
 施術を通じて、施術技術や
 接客技術を磨く主旨の制度。

 50人弱、実際のお客様を施術し、
 普段よく知っている生徒同士で
 行なうのとは全く違う緊張感を
 味わった。この体験は貴重だった。
 
 一時はプロになれるんだろうか?
 と不安になったこともあるが、
 ようやく真っ暗なトンネルの
 向こうに蛍ぐらいの小さな光が
 見えてきた。

 整体も練習しながら、ベッドで
 使えるタイ古式マッサージの
 抜粋コースというスクール
 オリジナルのコースを学んだ。

 世の中の一般の整体の施術は
 ストレッチ技がほとんどないので、
 タイ古式の技をいくつか
 組み合わせたもの。

 整体にストレッチ技があれば、
 よりお客様のお困りの症状に
 対応できるので、有効である。

 でも、しっくりこなかった。

 なぜならば、純粋なタイ古式
 マッサージとは別物だった
 からだ。

 このままでは、目的とした
 タイ古式マッサージをマスター
 するという目的が達成できない
 ので、本格コースに申し込んだ。

 整体の白衣と違い、服装は
 Tシャツとタイパンツ。
 大きな違いは、ベッドでは
 なくマットの上での施術だ。

 整体とタイ古式マッサージの
 実技の授業は同じフロア―の
 隣同士で行なうが、景色が全く
 異なる。

 見るからに自由なタイらしい
 雰囲気が漂っている。
 マイペンライという言葉が
 ピッタリだ。

 始めてみると分かったことが
 ある。

 整体とタイ古式マッサージの
 療術は全く別物だということだ。

 ここでスクール側が整体を
 すすめた理由がわかった。

 整体で基本的な手、腕、肘など
 の使い方や、体重圧の活用の
 仕方など全般的に学んでいる
 ことが役立った。

 整体とタイ古式マッサージでは
 拇指(親指)の使い方がかなり
 違うが、ちょっと練習すれば
 すぐ慣れて、そこそこできる
 ようになる。

 整体の心得のある人がタイ古式を
 学ぶ場合と、何の療術も学んだ
 ことのない素人が学ぶ場合では
 覚えるスピードがかなり違う。

 これはスポーツや、語学の勉強や、
 料理やいろいろな分野でも同じだ。

 先生(講師)の包み込むような
 施術は絶品だった。
 その施術にあこがれ、どうすれば
 その域に達するのだろうかとの
 思いでタイ古式マッサージの
 練習に打ち込んだ。

 通常の生徒の何倍も練習した。

 プロとしてデビューするなら、
 プロとしての技術が身について
 いないと、施術料をいただく
 お客様を裏切ることになる。

 通常6ヵ月、長くても1年で
 卒業する生徒がほとんどのなか、
 1年10ヵ月練習に明け暮れた
 のもその思いが強かったから。

 こうして、整体とタイ古式
 マッサージの2つの療術を
 身につけることが出来た。


 さて、次は3つ目の療術、
 アロマリンパケア。

 従来アロマトリートメント、
 2017年3月末から
 アロマリンパケアという名称に
 するが、世の中にはいろいろな
 名称が存在する。

 接頭語としてアロマ、オイル、
 リンパ等々、接尾語として
 マッサージやボディーケアや
 トリートメント等々。

 名称だけでは、どのような
 手技をするのかがわからない
 のが実態だ。
 
 私の通ったスクールでは、女性
 生徒限定だったので、在学中は
 学ぶチャンスがなかった。

 開業した後、アロマセラピーの
 プロのセラピストから教わった。

 その療術は整体とアロマセラピー
 を融合した手法だ。

 精油の薬理作用により不調箇所を
 改善し、リラクゼーションを促す
 効果と、オイルマッサージにより
 全身の疲れやコリを癒す効果が
 期待できる療術だ。

 整体とタイ古式マッサージを
 既に身につけているので、ゼロ
 ベースで学ぶよりは圧倒的に
 早く身についた。

 代表的なキャリアオイルや精油
 (エッセンシャルオイル)の
 特徴、効果などの知識は必須だ。

 ドレナージュ、ニーディング、
 サークリング等々、整体や
 タイ古式マッサージの手技に
 ない手技は勉強になった。

 私が心がけたポイントは、
 密着感、圧の加減など。

 リンパドレナージュと筋肉の
 ほぐしという目的の違う2つの
 手技をコラボした方法は
 お客様のニーズに対応できる
 素晴らしいアプローチだ。

 私は、それをさらに改良した
 効果的なオリジナルの
 アプローチを考案した。 

 常連様でアロマ通の方に、
 モニターとして何度か協力
 してもらった。

 手技そのものの出来栄え、
 複数のやり方を体験してもらい、
 どちらが気持ちいいか?

 どの部位の手技を増やすと
 より嬉しいか、ざっくばらんに
 私のプロとしての手技の実力を
 どう思うかなど。

 お客様から生の声を聴くことが
 でき、大変参考になった。
 協力していただいたお客様には
 感謝している。
 
 こうして私は3つの療術を身に
 つけることができた。
 


【3】弟子

 約2年前、HPをご覧になって
 来られたお客様が、施術中に
 お話をお聞きすると、プロの
 セラピスト(整体師)だった。

 タイ古式マッサージと、肩、
 肩甲骨周りのコリ、筋肉の
 ほぐし技術に感動し、教えて
 欲しいと懇願され、施術指導
 することになった。

 スタッフを指導したことは
 あるが、外部のプロを指導
 するのは初めてだ。
 
 私の自慢の一番弟子だ。

 いまだに『先生』と呼ばれるが、
 少し照れくさい。

 スタッフの技術指導もしたが、
 弟子という存在ではなかった。

 太古スペシャルを指導した。

 以前『秘伝の技』と言ったが、
 それを教えたので、今は『秘伝』
 ではなくなったかもしれない。
 
 当時、こだわりの『秘伝の技』
 を何故教えたのか。 

 まずは、その方のセラピストと
 しての考え方や、取り組みが
 素晴らしく、熱意に負けた
 ことと、指導を通じて私も
 何か新たな発見があるのでは
 との期待もあったからだ。 

 指導の初日、普段お客様にどんな
 施術をしているか、受けさせて
 もらった。

 ビックリした。
 
 上手い!

 まずは背中の圧迫を受けた瞬間、
 そう感じた。

 女性でそれほど手が大きくないが、
 じわ~っとしたいい圧で手が大きく
 感じられる。

 スクールで学んでいた時、簡単な
 手技なのだが、整体の施術の初めに
 行なう背中の圧迫が気持ちいいか
 どうかが、上手いセラピストか
 どうかのバロメーターになっていた。

 その後いくつかの手技を受けたが、
 期待を裏切らなかった。

 今まで受けた女性セラピストの中で
 一番センスがあると感じた。 
 こんなに上手いセラピストには
 二度と出会えないのでは。 

 育ててみたい...
 
 質の高い技術力のある
 女性セラピストを。

 そのためには、『秘伝』の技を
 教えるのが一番の近道だ。 

 多くの方がお困りの症状は
 肩、肩甲骨周りのコリ。
 それを改善するために開発した
 のが秘伝の技『太古スペシャル』

 『太古スペシャル』をマスター
 できれば、相当自信がつく。

 それを教えない理由はない。

 もしも、教えるとしたら
 少なくとも次の条件を満足する
 セラピストにしたい。

  ①プロとしての施術経験が
   ある程度あること。
    
  ②セラピストとしての
   志が高いこと。

  ③身体のしくみを理解して
   いること。
   (筋肉、骨格、神経等)

  ④新しい考え方や手技を
   取り入れることに抵抗が
   ないこと。 

  ⑤練習熱心なこと。

 
 上記①~⑤について補足説明する。

 ①例えばスクールで1年程度
 学んでも、実際のお客様の施術で
 拇指や肘の感覚を磨いている
 プロでないと、太古スペシャル
 の技術を身につけることは無理だ。

 ②セラピストという職業に対する
 考え方、想いなど共感できるか
 どうか。

 ③解剖学の知識をベースに
 太古スペシャルを学ぶと
 理論的に施術を理解できる。

 ④もし、自分が学んで身につけた
 技術が、理論的にあまりいい方法
 ではなく、こちらの方がいいと
 言われたら、素直に受け入れる
 気持ちになれるだろうか?
 私は結構頑固なので、受け入れる
 まで考える時間が必要になり
 そうだ。
  
 ⑤施術の本番で、自分の技術を
 意のままに発揮するためには
 一にも二にも練習しかない。
 ただ、時間をかけさえすれば
 いいのではなく、練習の質が
 問題だ。
 

 私が指導しようとしている
 セラピストは、これらを全てを
 満足していた。


 太古スペシャルを指導した。

 
 施術しながら注意点を説明した。

 ここで指導に有効な方法がある。
 正しい手技と、正しくない手技
 の両方を受けてもらう。
 理論的になぜ正しいか?なぜ
 正しくないかも説明する。
 大人の場合は身体で覚えろ
 よりは、理解して納得しながら
 覚える方がいいだろう。
 
 一歩進めれば、生徒が正しい
 手技と、正しくない手技を
 実演できればベストだ。
 

 このようなことも考え指導した。
 予想以上に覚えが早くビックリ
 した。

 解剖学の知識があり、目的意識
 を持って施術をしているので、
 センスがある。

 もちろん、いきなり100点と
 いうわけにはいかないが、すぐ
 70点をクリアーした。
 

 実践で使えるレベルと判断した
 段階で、実際のお客様の施術に
 太古スペシャルを試してみる
 よう促した。


 後日、スクールを行った時、
 聞いてみた。

 今までお客様の施術で、肩、
 肩甲骨周りのコリのほぐしに
 自信が持てずに悩んでいたが
 太古スペシャルを使ったら、
 信じられないほどほぐれ、
 お客様に感謝されたと。 

 私の弟子を通じて、太古
 スペシャルという技で
 間接的に社会貢献できた。

 太古スペシャルは特に、頭痛、
 首肩のコリの改善に絶大な
 威力を発揮する。  


 どこのお店に行っても改善
 せず、半ばあきらめて
 いる方へ、

 太古の施術を受けてほしい。



 【4】複数療術のメリット


 将来プロのセラピストを目指す方
 にアドバイスしたい。
 予算と時間に余裕があるなら、複数
 の療術を学ぶことをおすすめする。
 意味のある組み合わせで、3つ
 ぐらい。難しければ、まずは2つ。
 

 私同様、整体、タイ古式マッサージ
 アロマリンパケアの3つの
 療術を身につけるなら、学ぶ順番は
 整体→タイ古式マッサージ→アロマ
 リンパケアがいい。

 まずは整体で、基本的なほぐしの
 技術を学ぶ。
 次にタイ古式マッサージで整体とは
 少し違うほぐし方法を学び、ほぐし
 技術の幅を広げる。
 さらにタイ古式マッサージの手技で
 特徴的なストレッチを学ぶ。

 この2つが身につけば筋肉をほぐす
 技術として鉄板なのだが、さらに
 アロマリンパケアでリンパの
 滞りを改善できる技術が身につけば
 お客様のお困りの症状のほとんどに
 対応できる。
 
 複数の療術を学ぶことで、多くの
 知識、効果的な手技、アプローチを
 身につけた質の高いセラピスト
 になる。

 単独の療術を学ぶのに比べ、3つ
 学ぶと技術や知識が3倍ではなく
 10倍、いやそれ以上身につく。
 
 これだけ身につけていれば施術に
 迷うことはない。

 どんな症状に出会っても、自然と
 身体が動き、最適な施術、
 アプローチが出来るようになる



【5】セラピストになる方法

 どうすれば癒し系の仕事に
 就けるだろうか。

 ここでは国家資格以外の、民間
 資格や、資格なしのケースに
 ついて述べる。

 修了証や認定書が欲しいか
 どうかは、その人の好みだ。
 施術技術が上手いかどうかを
 示すものではない。

 学ぶ方法として次のような
 ものがある。

  ①スクール
  ②就職するお店の研修
  ③通信教育
  ④その他

 ①スクールは世間で通用する
  一般的な施術を体系的に学
  ぶことが出来るのでまずは
  間違いのない方法だ。

 ②スクールで学んだ後、
  就職するお店の研修で、
  そのお店のやり方を学ぶ
  のはよくあるだろう。

  全くの素人がお店の研修
  だけでプロデビューする
  というのは要注意。
  もし3週間や1ヵ月でプロ
  デビューということなら
  技術力のない自分が恥を
  かき、お客様から何これ?
  と思われかねない。

 ③初心者が通信教育だけ
  でなぜプロの技術が身に
  つくのだろうか?
  実際の講座の内容を知ら
  ないので、調べてみる。

 ④その他はどのようなケース
  があるだろうか?
  例えば太古では今はスタッフ
  を採用しないが、スクールを
  卒業してどこかのお店に
  勤める前のセラピストの技術
  指導はできるだろう。

  学業でいう、予備校や
  進学塾の様な位置づけだ。
  
  
 どの方法が自分に合っているか
 例えばスクールならどこが
 いいかなど、プロに相談に
 のってもらうといい。

 セラピストになることが
 最終ゴールではない。
 セラピストとして何を達成
 したいのか?

 そのためにはどのような場で
 自己実現できるか。

 スクール卒業後、どのような
 店で働くのか、あるいは開業
 するのかをイメージして
 おくとよい。
 
 60分 2,980円、3,980円の
 いわゆる格安店に勤めるのか、
 60分、5,000円~6,000円の
 お店に勤めるのか。

 お店のコンセプト、接客に
 対する技術的な考え方が共感
 できるかどうか?
 学ぶ環境があるかどうか?
 技術指導してくれるレベルの
 高いプロがいるかどうか?

 労働条件は重要確認事項だ。
 必ず文書でもらい、説明を
 受けること。

 要注意項目は
 よく聞く完全歩合制となって
 いたら、労働基準法を遵守して
 いるかどうか。
 最低賃金保障と記載されて
 いたらのその中身。
 休憩時間の規定等々。

 いわゆるブラック企業に
 該当していないかよく確認
 したい。
 就職してから、こんなはず
 ではなかったのにということ
 にならないように。

 
 いろいろと将来のことも考え
 なければならないが、一番
 重要なのは、堂々と胸をはって、
 プロのセラピストと言える
 だけの技術力を身につける
 こと。これに尽きる。


【6】スクール、通信教育


 どの方法で学んでも、結果的に
 質の高い上手いセラピストに
 なればいい。

 ここでは、スクールと、
 通信教育について述べたい。

 質問したい相手は、
 プロを目指す人ではなく、
 スクールや、通信教育を運営
 する側の方々へだ。

 設定しているコース、カリ
 キュラムを 普通に履修すれば、
 本当に即戦力のあるプロにお
 技術が身につきますか?  

 学ぶ方は真剣にプロを
 目指している。 

 真実を語ってほしい。

 あくまで私の意見だが、
 整体やタイ古式マッサージは
 全くの素人が半年程度で
 お客様が満足するレベルの
 施術は出来ないと思っている。

 また、通信教育では、何故プロの
 施術技術が身につくのか、
 説明を聞きたい。


【7】スクールについて

 私が理想とするスクールの技術
 指導について述べる。

 初めての技を教える時、先生は
 他の生徒を台にして、施術を
 見せる。次に教える生徒が
 台になって施術を体感して
 もらう。さらに、先生が台に
 なって、生徒に施術してもらう。

 ここで、一つ工夫がある。
 技のコツを身につけるため
 先生が正しいやり方と、正しく
 ないやり方を比較して示し、
 それを理論的に説明すると
 いう方法。

 初めて学ぶ技で、生徒と 
 しては、何が正しいのかが
 全く分かっていないから、
 良い、悪いの違いを脳で
 理解するとともに、身体に
 刷り込ませておきたいのだ。
 
 仕上げは、ある程度練習し
 技に慣れたころ、出来栄えを
 チェックする。

 できれば2つの側面で
 評価したい。
 一つは施術をしている
 フォームのチェック。
 もう一つは、受けてみて
 技がどれくらい身について
 いるかだ。

 ここでお世辞は必要ない。
 ちゃんと出来ていないのに
 なかなかいいね~などという
 のは生徒のためにならない。

 プロを目指しているのだから
 客観的に技術を判断して、
 アドバイスをすることだ。 

 私がプロの技術を評価する
 基準としているのは、一つ
 一つの技の完成度と再現性だ。
 技の種類ではない。

 ずっと60点~70点の技ばかり
 受けていたら、あなたはどう
 思うだろうか?
 私なら、そのお店には二度と
 行かない。


 多くのスクールでは、授業の
 1コマが正味60分未満では
 ないのないだろうか。

 フルマラソンに出るのに
 普段30Kmの練習しかして
 いなかったら、本番で力を
 発揮することができるだろ
 うか。
 

 整体なら少なくとも90分、
 タイ古式マッサージと
 アロマトリートメントなら
 120分を標準として施術
 できるようにしておきたい。

 何人も施術できる体力も
 必要だ。
 
 実は、正しいフォームで
 体重圧を活用すれば、
 一日300分以上施術
 しても疲れない。

 ここで秘密を。
 マットの上の施術なら
 ほとんど疲れを感じないし、
 どこも痛くならない。

 私は3療術ともマットの上
 で施術するが、腰が痛く
 なったことがない。
 
 技術はもちろん、体力も
 必要だ。さらには知識も。

 先生は技術だけでなく、
 プロとして必要なことも
 指導してほしい。

 実際は複数の生徒がいるので
 ここまで丁寧に教えるのは
 難しいだろう。

 
 スクールの一番の課題は、
 指導者としての力量を備えた
 講師の確保だろう。

 知識も技術も、セラピスト
 としての経験があり、
 教えるのが上手い人財だ。
  



【8】通信教育について

 次に、通信教育について。

 今までの人生で行った通信
 教育は、会社時代の自己啓発
 ものだ。

 生産工学、ビジネスマナー、
 定番の英語では、英検準一級、
 ビジネスライティング。
 教材で学び、添削問題を
 真面目に提出し、それなりに
 知識が身についた。

 通信教育ではないが、昨年
 NHKテレビの語学講座に
 はまっていた。
 おとなの基礎英語と、仕事の
 基礎英語のテキストを買い、
 放送は録画している。
 各々6か月分録音している
 ので、いつでも復習できる。

 私は元外資系企業で、比較的
 英語を使う場面の多い部署に
 いた。海外の方との英語との
 やり取りの経験があるので、
 1人でも効果的な学習が
 出来る。

 上に述べたようなテーマなら
 通信教育や、市販のテキスト、
 メディアを活用する価値がある。
 
 
 前置きが長くなったが、
 人のからだを施術する療術の
 通信教育について考えてみよう。
 
 これは結構難題だ。

 実際に各社いろいろな講座が
 現存する。
 受講した後、受講者がプロの技術
 レベルで活躍出来ているのか
 実態がわからない。


 スクールと通信教育の決定的な
 違いは、人のからだを実際に
 施術する技術を身につける
 方法の違いだろう。

 施術をした経験のない初心者が、
 DVDなどを見て見よう見まねで
 プロの技術が身につくのだろうか。

 これはクレームではない。
 純粋な疑問だ。

 今までスタッフの指導をしたり、
 弟子もおり、施術技術を指導
 する方法論を研究している。
 大いに興味がある。

 通信教育を選ぶのは、どんな
 人達なんだろうか?
 どんな背景があるのだろうか。

  ①料金が安い、
  ②スクールに通うのが
   物理的、時間的に無理
 
 といったところだろうか? 

 通信教育の効果については
 研究課題とする。
 既に3つの療術をマスターして
 いるので、初心者ではないが、
 研究を目的として、何か一つ
 通信教育を体験してみること
 にする。


【9】アドバイス

 ここで、プロを目指す方へ、
 さらなるアドバイスを。

 技術に定評のあるセラピストに
 直接聞くことをおすすめする。
 
 どうすれば効果のある施術が
 出来るようになるか?
 そのためにはどのような勉強や
 練習をすればいいかなど。

 施術を体験しながら本音を
 聞いてもいいだろう。
 積極的にオーナーセラピストに
 コンタクトし、施術以外で時間を
 作ってもらってインタビュー
 するのもありだ。
  
 とにかく現場を良く知るプロに
 聴くのが一番だ。



【10】整体

 最初に知識について

 からだのしくみを学ぶことが重要。

 解剖学で筋肉、骨格(骨、関節)、
 神経系、生体リズム、感覚器、
 消化器、内分泌とホルモン、
 泌尿器、生殖器、循環器、呼吸器、
 さらに、病理学、栄養学、東洋医学、
 経絡経穴、鍼灸、禁忌症などを学んだ。

 知識を吸収しながら整体の実技を
 練習すると、より理解が深まる。

 お客様がお困りの症状を
 どのように改善するか?
 解剖学の知識がなくて、正しい
 施術ができるはずがない。
 知識がなくても施術は出来る。
 しかし、知識があれば、安定して
 質の高い施術が出来る。



 次に実技の話をしよう。
 
 服装はオーソドックスな白衣。
 医者ではないのだが、白衣を着ると
 気持ちが引き締まる。
 
 今はスポーティーなタイプがあり、
 動きやすい素材が出回っているが、
 当時使っていたものは少しごわごわ
 していたので、動きずらかった。

 もし整体で白衣を着るなら、動き
 やすい素材を選ぶとよい。

 整体と言えば、ベッドの上での
 施術が常識だ。
 整体院で、施術をマットの上で
 行う店はほとんどないだろう。
 (太古ではマットを使用している
  マットの優位性は後程説明する)
 

 
 ここで、重要な技術の話を
 
 整体で施術に使う道具は全て
 自分の身体だ。
 手(指、手掌、手根)腕、肘、
 支えとして太ももなどを使う。

 5本の指の中で一番重要なのは親指。
 療術では親指の事を『拇指』という。

 拇指の使い方は徹底的に練習
 しなければならない。
 拇指を上手く使えないなら、
 プロとは言えない。

 スクールで教える拇指の使い方は
 それなりに学ぶ意味があるので
 まずはこれを覚えること。

 私の場合は、それ以上に効果の
 ある施術方法やアプローチに改革
 したので、それは後程説明する。
 
 
 各部位の使い方
  拇指、手根、手掌、腕、肘 

片手)拇指
  基本中の基本。
  私の場合は、一般的な整体の
  拇指の当て方をすることもあるが、
  ほとんどの場合、ねかせて拇指の
  腹を使う。
  触れる面積を増やし、棒で押され
  たような不快感をなくす。
  (タイ古式マッサージの
   拇指の使い方を活用)

  女性セラピストの場合は男性に
  比べて拇指が小さいので私の
  やり方が有効だ。
  指を痛めることがない。
  おすすめの方法だ。
 
  問題は、指の構造で拇指をねかす
  ことが出来ない人もいるので、
  その場合は無理だが、他の方法で
  当て方を柔らかくする工夫が必要。

    
 重ね拇指 
  拇指を左右重ねて圧するので
  強い圧が得られる。 
 
 並び拇指
  両方の拇指を横並びに使う
  ので、一度に広い面積を
  圧することができる。

 点圧  
  ほぐしたい筋肉やコリの一点に
  拇指を当てそのままの位置で
  圧すること。

  ここで圧のかけ方、持続圧、
  圧の抜き方を説明する。
  1,2,3と頭の中で数えながら
  コリまで到達し、そのままの
  位置で1,2,3と静止圧(持続圧)
  をかける。
  1,2,3と数えながら徐々に圧を
  抜いていく。

  いきなりスッと圧を抜くと
  せっかくの気持ちいい圧が
  台無しになってしまう。
  慣れるまでは圧を抜く時の
  リズムに注意して施術を
  するとよい。


 
 揉捏(じゅうねつ)
  まずは1点に当て、その後
  ほぐしたい筋肉や、コリに
  沿って、こねるようにほぐす
  こと。

  特に首の拇指揉捏は徹底的に
  練習するといい。
  私の通ったスクールでは、首の
  揉捏の練習で、少なくとも
  数ヵ月費やすのが当たり前
  だった。

  首の拇指揉捏のコツを身に
  つければ、首以外の施術も
  自信をもって臨める。

 手根(しゅこん)
  手のひらの手首に近い、
  ぷっくりとしたところ。
  手根を使って、圧をかけたり
 (圧迫)、揉捏(もみほぐし)
  をする。

  肩口、腰、背中など、
  臀部の小殿筋、ハムストリング
  など、ある程度広い範囲で
  圧をかけたいときに有効。


 手掌
  てのひら全体を使って圧迫
  したり、揉捏をする。
  手根に比べて、やや弱い圧が
  かかる。

 
  特に臀部の施術で活躍する。
  ローリングという腕を転がして
  圧をかける方法。
  広い面積を圧迫する時にも
  活用する。
 
 
  肘を指の感覚と同じくらい
  意のままに使うことができ
  れば、かなり効果のある施術が
  出来るようになる。
  セラピストとしてかなり力量が
  備わるので、絶対に身につけた
  方がいい。

  肘は、肩、肩甲骨周り、腰、
  足裏などの施術で使う。

  特に肩、肩甲骨周りの筋肉や
  コリのほぐしを太古で開発した
  方法で行なうと、信じられ
  ないほどほぐれる。

  多くのスクールでは肘の施術の
  重要性をどの程度認識し、
  カリキュラムに取り入れて
  いるだろうか。

  私がもし初心者を教えるなら
  どうするだろうか?

  まずは拇指の施術を徹底的に
  鍛える。
  筋肉を捉える感覚が養われて
  から肘の施術を教える。
 
  肘の先の尖ったところを
  意のままに使えるようになる
  には、正しい指導と練習が
  必要である。
   
  難易度が高いので、教え方
  が難しい。

  例えば肩甲骨周りの筋肉の
  ほぐしをする際、肘のとがった
  ところが身体の中心に少しずれて
  脊柱(背骨)に軽くコツンと
  当たっただけで、結構痛く感じ、
  このセラピスト大丈夫か?と
  不安になってしまう。

  肘の施術をする上での注意点は
  骨に当たらないこと。

  スクールが積極的に肘を教え
  ないとすれば、精度を要する
  難しい技術で、つきっきりで
  指導する環境にないからだろう。


  肘の施術を身につけたいなら、
  感覚が研ぎ澄まされるまで、
  とにかく練習あるのみだ。

  圧の強さ、深さ、方向、揉捏する
  なら、そのスピード等々どの
  レベルが適切かの感覚を身に  
  つけるとよい。

  正確性、確実性に自信が持てる
  まではお客様に施術をしては
  ならない。 


 体重圧

  身体の重心の力を腕から手に
  伝え、身体をあずけるような
  感じで腕や手に無理に力を
  かけないで施術をすると
  気持ちのいい圧がかかる。

  これを体重圧という。

  施術全般を通じて必要な要素だ。 
 
  スポーツと一緒で、自分に
  合ったフォームや体重移動の
  コツを身につけるといい。 
 

【11】整体の施術- 提案

 整体を学んでいる時は、当たり
 前に思っていたことが、タイ古式
 マッサージや、アロマトリート
 メントを学ぶことで、整体の
 良さや、改良点が見えてきた。

 あくまでも個人の視点なので、
 こんな意見もあるんだなぐらい
 で捉えてもらいたい。

 ●優れている点

 整体は日本発祥で、他の療術の
 要素も取り入れながら、体系
 立てられた療術で、特に
 ほぐしの技術レベルが高いこと。

 いろいろな療術の中でも知名度
 が高く、整体院を活用する人
 は多い。


 ●取り入れてほしい考え方

 仰向けや、横向きの施術も行うが
 整体は施術のほとんどが背面
 (身体の後ろ側)だ。

 施術時間は60分が一般的だ。

 60分の整体で、お困りの部位が
 首、肩、背中、腰などであれば、
 一例として次の様な施術をする。

 施術はマットの上。
 何故マットか?後程コメントする。

 まずは、横向き。
 臀部~腰~背中~肩甲骨周り
  
 何故横向きか?
 後で、うつ伏せを行うが、
 うつ伏せでねらえない角度で
 ほぐすことができる。
 脊柱付近の筋肉に対して
 斜め45度ぐらいの角度で
 狙うことができる。

 次は仰向けだ。
 首肩こり起因の緊張型頭痛の
 方が多く、整体ではあまり
 行わないヘッドマッサージを
 することが多い。
  
 満足感の高い施術なので
 ぜひ取り入れてほしい。

 引き続き、首の施術。
 この後、うつ伏せでも首を施術
 するが、私の場合は首の施術は
 仰向けを主体としている。
 
 仰向けでの首の施術を受けた
 お客様に聴くと、ほとんどの方が、
 仰向けの施術を支持する。 

 仰向けの施術が含まれていると
 ずっとうつ伏せでいる施術に
 比べて息がしやすく、楽な
 姿勢で受けることができると
 いうメリットもある。

 うつ伏せと仰向けでは何が違うか?

 うつ伏せの施術では首回りの
 筋肉には下向きの重力がかかり、
 施術も下向きの力が働く。

 ところが、仰向けの施術では
 施術の力は下から上に働く。
 
 つまり、仰向けの施術の場合は、
 首にかかる施術の力の方向が
 真逆になる。

 実体験として、仰向けの施術
 の方が圧倒的に首がほぐれる。
 お客様も、その効果を認めて
 いる方が多い。
 (効果のメカニズムは
  企業秘密とさせてもらう)
    
 
 次に仰向けのまま肩、肩甲骨
 周りをほぐしていく。
 
 実はうつ伏せでこの部位を
 施術する前に、仰向けで、
 少しほぐしておくと、効率よく
 効果的なほぐしとなる。
 これは確実だ。

 ここまで行った後、うつ伏せ
 の施術に移る。
 整体ではここが施術のスタート。

 太古ではすでに上半身の主要な
 部位がかなりほぐれているので
 うつ伏せの施術が楽に無理なく
 行えるメリットがある。

 腰が主訴の場合には腰だけで
 なく、臀部、ハムストリングス
 も当然ほぐす。
   
 肩、肩甲骨周りのほぐし方は、
 スクールで学んだ方法と全く
 違った方法で行っている。

 以前述べた『太古スペシャル』
 を使えばほぐしは完璧。

 お客様の肩周りのコリと筋肉の
 状態を、経験上5パターンに
 分類し、各々のパターンに
 よって施術のアプローチを
 変える。

 その他の部位の施術については
 ここでは割愛する。

 このように、太古では、常に
 より良い施術を求めて研究を
 行っているのだ。
 

         つづく


 

  予告

【12】タイ古式マッサージ

【13】アロマリンパケア

【14】秘伝:太古オリジナル